長寿の家
-柏刈優秀住宅作品展 リフォーム賞受賞-
既存建物は、昭和16年に現在地に移築した、築130年以上の欅(けやき)造りの平屋建てである。
祖母の天寿全とうを機に改築計画がでてきた。 全面改築にするか家族で話し合い、考え悩んだ末、家の歴史文化を大切にしようとする熱い思いから 大黒柱を残すことを決断した。
欅(けやき)材が多く使われている居間などは民家造りの良さを残そうと考えた設計者。
民家造りに合うよう玄関周りの上がり台などはけやき古材を再利用したり、 自然素材をできるだけ使用し、新旧の違和感が少ない現代的な建物にした。
床下には地場米山山麓の木炭を敷きこんだりと健康面にも考慮した。
これからも末長く住まいし、いつまでも愛着のある家であり続けて欲しい。