既存建物は昭和37年に建築され、その後平成3年に建物後方部分の増築が行われた建物。
平成3年に増築を行った部分のみを残して建物前方を解体し、解体した部分に新たに部屋を
増築する計画である。

築年数の古い建物は、現在の建築基準法を満たしていない建物がほとんどだ。

建築士は事前に現地を訪れ、現場の様子や筋違いの量などをしっかりと確認。
新たに構造計算を行い、耐震基準や現在の法令に適合した工事を行った。

屋根の日本瓦は耐震強度アップの為に鋼板へと変えられ、外壁も統一感を出す為に
既存と増築部分とを同じ材料とした。

増改築を繰り返しながら住い手と共に時間を重ねてきた建物は、今回の工事で
今の時代のニーズに合った建物となり、これからも活用されていく。


工事開始前