山形へ③~清遠閣~

池田工務店 池田一峰です。前回の続きです。

鶴舞園の庭を進んでいくと、「清遠閣(せいえんかく)」という建物が見えて来ます。

この建物は藩主酒井侯が領内巡視をする際の休憩所としてつくられ、

大正十四年には東宮殿下(昭和天皇)がご宿泊されるなど、酒田の迎賓館としても使用されてきました。

京風の精緻な造りと、大正ロマンを偲ばせるモダンな調度が心地よい建築です。

茶室もありましたが立ち入り禁止となっていたため見る事はできませんでした。

今では希少な手漉きガラスを通して庭を眺めるとガラスの細かい凹凸によって幻想的な風景に一変します。

普通は気にしないような部分、見えないような細部まで気を使って作られていて、当時の職人さん達のこだわりや技術の高さを感じられました。

 

特に素敵だったのは、2階へと続くけやき造りの階段には、梅の透かし彫り欄間があります。

これ自体も素晴らしいのですが、欄間から壁に映る影をみると枝に留まったウグイスの姿が現れます。(人によっては3羽見えるようです)

職人さんの粋な演出に感服しました!

他にもこの様な素敵な仕掛けが施されているので足を運んだ際は探してみてくださいね。

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