これからの家づくりを考える―池田工務店の目指す住まいづくり―

(有)池田工務店、池田一峰です。

私は今、当社は転換期を迎えていると思っています。

 

はじめに・・・

新型コロナウィルスが流行してはや2年以上が経過しています。

世界的な経済の変動が大きく、日本も不安な状況が続いています。

建築業界でもコロナ禍の影響を受け、ウッドショックや資材、建材の価格の高騰、燃料費や輸送コストの増加などが続いています。

また、世界的な気候変動の被害も各地で拡大し、SDGsの観点からも温室効果ガスの削減も課題となっており、国も2020年10月に2050年までに※カーボンニュートラル、脱炭素社会を目指すと宣言しています。(※温室効果ガスの排出を正味0にする取り組み)

さらにエネルギー自給率の低い日本は海外からの燃料輸出に頼っており、景気の悪化につながっているにも関わらず、さらに電気料金や生活必需品の値上がりも著しく家計を圧迫している現状です。正直、一昔前の「マイホームを新築する(買う)のは当たり前」という風習とは程遠い状況になっています。

上記のような様々な理由で住宅業界の動きも過去にないほど変化していっています。

 

池田工務店の家づくり・・・

そこで当社は住まいを提供する側として今、何ができるのか、何をすべきなのかを考えました。

「当社が目指す住まいのカタチ」をお伝えします。

今年で創業75年を迎える池田工務店ですが、初代から受け継いでいる根本は変わりません。

 

①住まい手にとって、いつまでも快適で住み良い住宅を施主様と共につくっていくこと。

 

②地域に根差した工務店として気候・風土を知りつくし、腕の良い職人の高い技術力で地域に適した品質の良い住宅を提供すること。

 

③信用第一を心掛け、メンテナンス含め施主様と一生のお付き合いをしていくこと。

 

これらの信条は揺るぎません。

 

この信条を元に近年目まぐるしく変化する、異常な気候変動や多様化した生活様式、世界情勢、経済の動向などから、「将来(50年、60年、ひいては100年後)を見据えた時代に合った快適な住宅とは何か?」を考え、プラスしていくべきだと思いました。

 

④地域に最適な次世代のスタンダードとなる快適な住まいを提供すること。

これを新たな軸として、これからの住まいのカタチをご提案致します。

 

「地域に最適な次世代のスタンダードとなる快適な住まい」とは?

では実際、どんな住宅が快適なのかと思われたでしょう。

以下が当社の考える快適な住まいの大枠です。

・新潟の気候、風土に適している(冬暖かく、夏涼しい家づくり)

・自然と共生、自然環境に適したパッシブデザイン(日射や遮熱、通風など考慮)

・室内環境の快適性を追求(高気密、高断熱、換気・空調計画、健康的)

・省エネルギーでランニングコストの負担を減らす(暖房、冷房にかかる費用を大幅に削減)

・積雪や地震に強い

・価値が証明できる家(価値の指標になる証明)

・自然素材にこだわり、心地よさと健康、メンテナンス性の向上

・低炭素社会に貢献(個人も国も世界にもメリットしかない)

・その地域に調和する外観、シンプルで普遍的デザインで街並みをつくる

・大手ハウスメーカーではできない、地域に根差した工務店だからこそ提案できること

 

上記の考えに至ったのはもちろん理由があります。

次回以降、ひとつずつお伝えしていきたいと思います。