昨シーズンの大雪によって壊れた雨樋の改修
現場に確認に向かった時点で、積雪の影響により、軒樋がほとんど外れて地面に落ちている状況でした。
また、軒樋を支えている金具も劣化や雪の荷重が原因で破損しているものがほとんどでした。
既存の雨樋は某ハウスメーカーの仕様により箱樋で、ポリカ製の内吊り面内金具を使用していました。
多少値は張るものの、デザイン的にはスッキリしていて良いものです。
しかし、雪の降る量などを考えると少し耐久性に難ありというところで、今までに何度も壊れて、修繕をしていたそうです。
さすがに何度も壊れるのは困るという事で、当社に相談、依頼をしていただきました。
樋の形状や金具の種類を数パターン提案させて頂き、強度、コスト等のバランスを考え、半丸樋のステンレス支え付き金具を採用。
既存の面内金具(ポリカ)を撤去し、穴埋めや色が変わった部分を塗装で補修しました。
その後新しい金具と樋を取付けて完了です。
デザイン性では劣るものの、強度は増し、破風や鼻隠しと同系色としたので違和感の無い仕上がりになりました。
全国展開のハウスメーカーさんは実績、性能、デザインなどしっかりとしたノウハウで建てられていますが、全国展開な分、その地域の特性にコミットした設計や施工やメンテなどはなかなか難しい側面もあると思います。
当社は地元の工務店として、その地域の環境に配慮した提案を積極的に行っていきたいと思います。