サウナ宝来洲(ホライズン)様 サウナ室編

柏崎市の㈲池田工務店です。

今年のGWはあまり良いお天気とはなりませんでしたね。

コロナの影響もあり、ご自宅でゆっくり過ごされた方も多かったのではないでしょうか。

今回はサウナ室編をご紹介します。

 

まずは天井と壁下地をつくります。

次に壁・天井に断熱材を入れます。

ここでポイントとなるのが、天井の断熱材です。

今回、天井部分については、壁の断熱材の二倍の厚さになるよう施工しています。

理由は、サウナ室内で一番熱くなる天井から熱が逃げるのを防ぐためです。

しっかり断熱処置を行うことで、サウナ室内の性能向上につながります。

断熱材の施工後、不燃材を張っていきます。

定義により3種類に分けられている、難燃剤・準不燃材・不燃材の中で、『不燃材』は一番発火しづらい、耐火性の高い材料なのです。

次に不燃材の上から、アスファルトフェルト(緑のシート)を張っていきます。

古紙に繊維のくずを混ぜいれて作った原紙(フェルト)に、アスファルトを染み込ませて作られており、防水・防湿の効果があります。

アスファルトフェルトを張ったら、仕上げ材を張る前にさらに胴縁(野縁)を取付け、

通気層を作ります。(写真のアスファルトフェルトの上に取付けている木)

サウナでは高温や適度な湿度をできるだけ長時間保っておかなければならず、
断熱と防湿が非常に重要です。

また、壁、天井によく機能する通気層を設けることでサウナ室は早く熱くなり、

壁面や壁裏は早く乾燥します。

これにより壁の内部結露が減り、サウナが長持ちします

「断熱・防湿・通気層」の3つに重点を置いて設計をさせて頂きました

サウナ室工事の途中、打ち合わせに訪れたのは、

TheSaunaを作り上げた日本のアウトドアサウナの第一人者である、野田クラクションベベー氏。

工事着工前にも打ち合わせの為、何度かお会いする機会はありましたが、

着工後にお会いするのは初めてでした。

実際の現場を見ながら、工事の進捗状況や、サウナ室・屋上からの眺望などを確認してもらいました。

(写真は実際のサウナベンチと同じ高さから眺望を確認して頂いているところです。)

野田さんやお施主様から、「全然心配いらない、もう楽しみしかない!」、

「本当に頑張ってくれていて、施主としても安心して現場を任せておけます。」

などの嬉しいお言葉を頂き、気持ちが引き締まります。

薪ストーブ設置場所の壁 レンガ張りです。

今回使用したのは、普通の煉瓦よりも良質の粘土を高温で焼き過ぎになるくらいに焼いた「焼過レンガ」です。

吸水性が少なく、摩滅に強い特徴があります。色合いも赤レンガより落ち着いていています。

張り上がったら目地を詰めていきます。

ホライズン様のサウナ室の天井・壁の仕上げ板は、スーパーエバーウッドという特許技術を用いた吉野ヒノキを使用しました。

ヒノキは強度・耐久性・耐湿性など、非常に優れた性質を持っており、サウナ施設や浴室などに適しています。

これは余談ですが、世界最古の木材建築である「法隆寺」の用材のほとんどがヒノキ材を使用しているそうです。

薪ストーブの煙突貫通部の壁は、煙突の仕様により、厚さ10mm以上の不燃材を使用しました。

不燃材の取合い部分(四隅)には、耐熱シール(黒色)を打ち、隙間の無いように施工していきます。

ここで今回の要となる、薪ストーブ サウナストーブ茂暖(モダン) MR120の到着です。

かっこいいですね。薪ストーブ独特の炎の揺らぎ、癒されます。

見た目以上に性能も素晴らしく、火力も申し分なく最高のストーブです!

完成したサウナ室は後日お伝えしたいと思います。

今回、屋上にデッキを計画しています。

こちらから見る海の景色もまた最高に素晴らしい!!!

写真でその美しさが伝えきれないのが残念です。

 

≪お知らせ≫

2021522日から無料の体験会を行うそうです。

事前の予約が必要なので、興味のある方はお早めに(^^)

基礎編はこちらからご覧ください。【 基礎工事編 】

上棟編はこちらからご覧ください。【  上棟編  】

外装編はこちらからご覧ください。【  外装編  】

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